「先生。」

「なんだ?」

「…近くないですか?」

「そうか?」

そう言って座りなおす先生。

明らかに近いよ。身を乗り出してるもん。


「…だから、この前も言ったろう。ここは大過去だから…、」

「えー?」

なに、大カコってなに?

時制の一致ってなんなのーっ!?

「ていうか先生近いッ!」


あ、やばいつい逃げちゃった。

だってなんか超至近距離で先生との間に隙間がないんだもん!