「…なんだよ、お前。」


うわ、でもなんか、不機嫌?

「…あぁ、お休みのところ申し訳ありません。
しかし、このような所で寝ているのもどうかと思いまして。」

「そんな気遣いいらねぇよ。てか何でこんなとこにいるんだよ。」


どんどんしかめっ面になってく。そんなに話しかけられるのヤだったかな?

「探し物をしていましてね。クマのぬいぐるみなのですが。」

「はっ。そんなもん諦めろ。」

「いえ、そういうわけにはいきません。
あれには家の鍵が付いているので。」

「あそ。」

「もし見かけたら教えて頂きたいのですが。」

「はいはい。」

うーん。時間の無駄だったかも。