運命を変える出来事に巻き込まれている事など露ほども知らない美羅は理事長室で眠る結羅を抱き締めてのんびりとしていた。 「…結羅の寝顔見るのなんていつぶりかしら」 そう静かに呟けばたっくんが口を開いた。 「お前はつい最近まで留学してたし帰ってからも天埜学園だっけか。そこに居たもんな」 「……うん。だから、こうして結羅と居られる事が嬉しい」 本人には言ってやんないけど、と言えば頬を緩めて穏やかな視線を此方に向けるたっくん。