自由な明日へ





「お、お前…くくっ…ちゃんと引っかかってやれよ…」



「…こんな間抜けなパンダに付き合ってあげる趣味はさらさらないから」



そう返せば更に大きく笑い出す。



クラスメイト達は私と那知ちゃんのやりとりを呆気にとられながら見ている。



那知ちゃんはひとしきり笑った後席に着くよう促した。



私は足を出した女に嘲笑をプレゼントしてから席についた。



「ねぇねぇ、美羅ちゃんってすごいね!」




席に着いた途端隣の犬みたいなやつに話しかけられる。



ちらりと視線を向けるもすぐに空へと視線を移す。