「何って…回し蹴り?」 「…そうか。お前の足技はやべぇから今度からちゃんと手抜いてやれよ?」 那知ちゃんが顔を引き攣らせながらもそうアドバイスしてくれた。 「ん。気を付けるわ」 素直にそれを聞き入れ、那知ちゃんが頷いた時教室についた。 「じゃあ美羅。俺が呼んだら入って来いな?」 「わかった」 那智ちゃんは教室の扉を壊す勢いで開けた。 先程まで騒ぎ立てていた生徒は一気に口を噤んだ。 「遅くなって悪い。今日は転校生がいる。美羅、来い」