ぱたぱたと足音を響かせながら兄に駆け寄れば背中に手をやり優しく撫でる。 「…ごめんね。やり過ぎっちゃった」 未だ苦しげな呼吸を繰り返す兄を心配そうに見つめる。 「…ん、気にすんな。早く行かないと那智さんに怒られるぞ」 そう諭されればいかざるを得ない。 「…ここで待ってて?自己紹介終わったら戻ってくるから」 そう言い残して私は那知ちゃんの元へと戻る。 「ごめん那知ちゃん、行こう」 「大丈夫だぞ。それよりお前何したんだ?」