入れ替わるように3台のバイクが入ってくる。 何かを探すように視線をさ迷わせるバイクの主達。 何もない事が確認されれば重くため息を吐くのと同時に舌打ちをする。 「…入れ違いかよ」 「また出直そう、優翔」 優翔と呼ばれた男は少し考えた後同意を示すように小さく頷き、バイクのエンジンを吹かせれば来た道を戻っていく。 その後を追う2台のバイク。