「あー、いつもの事だし気にすんな」 いつもの事…? 本気でやらないと…。 怒りで震える拳を押さえ、顔を上げる。 「尚更だめじゃ…「おい!置いてくんじゃねぇ!!」……」 突然割り込んできた結羅に言葉を遮られた私は切れた。 振り向きざまに足を振り上げて回し蹴りを繰り出す。 不意打ちとは言え、それくらいには反応出来る結羅だが美羅のスピードには敵わない。 ふわりと揺れる艶やかな黒髪が落ち着く頃には男にしては小柄である結羅の体は吹き飛ばされていた。