「…?どうかした?」 私が声を掛ければようやく動き出した。 「あ、あぁ…何でもねぇ。行くか」 「…早く。待たせてるんでしょ?」 そう問い掛ければあぁ、と小さく声を漏らしたたっくん。 頭に?を浮かべながらじぃっと見つめているとたっくんは笑みを零して私の頭に手を置いた。 そしてくしゃくしゃと乱雑だが優しさを感じられる手つきで撫でた。 「あいつなら大丈夫だよ。美羅も知ってる奴だしな」 私の知り合い?誰だ…。気になる。 「へぇ…、気になる。誰なの?」 「んー、それは内緒な?」