立ち上がった私を見るとたっくんは屋上から出て行く。 結羅は笑いすぎて涙が滲んだ目を擦りながら私の隣に立つ。 「……笑い過ぎ」 「ごめ…っ」 結羅はまだ笑い足りないのか肩を揺らし始めた。 少々イラついた私は結羅の脛をさり気なく且つ思いっきり蹴り飛ばす。 「……~っ」 脛を押さえて悶絶している兄を置いてたっくんの元へと歩を進める。 階段の所で待っていてくれたらしいたっくんは呆れ顔で私に手を差し出す。 「…ん」 短く返事を返して差し出された手に自分の手を重ねる。