誰かが私を呼んでる…。
「美羅!おい美羅!!起きろって…」
聞きなれた声が耳に響く。
それと同時に容赦なく体を揺さぶられる。
「……おい、いい加減にしろ結羅…」
寝起きの機嫌は最高に悪い私。そんな事をされて黙っている訳がない。
気怠さが残る中、眩しい太陽の光に目を細めながら目の前にある整った顔を殴り飛ばす。
「…いってぇ。何すんだよ美羅!」
「…あ?」
物凄い形相で睨みつける。お前が邪魔しなかったら私はまだ寝てたのに…!!
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