納得した結羅の腕を掴んだままどんどん階段を上がっていく。 長い長い階段を上り終えて扉を開けば眩しい光が飛び込んでくる。 反射的に目を閉じ、少し待って目を慣らせば漆黒の艶のある髪を持つ少女を探す。 …すぐに見つかった。 「…俺らをほっといて昼寝とはな」 美羅らしい、と結羅が呟いた。 ふっと口角を上げてそうだな、と返せば起こすために美羅の元へと足を運んだ。 理事長side 終