しばらく沈黙が続く……



先に口を開いてくれたのは翔平先輩だった。

「行くか!!」

「あ…はい!」

先輩って後ろから見ると背中大きいんだなぁ…、今までバスケしてる先輩しか見
てなかったけど、やっぱり先輩カッコいいよぉ…!!

「なんだよ…ジロジロ見やがって…」

「いや、あのそのぉ……。」

その瞬間、翔平先輩が中腰になり、私の顔を覗きこんで不審な笑みを浮かべた。

「なるほどぉ~、お前、俺の事好きなんだろ!?」

「え!?…」