無事送られた私は、男の子が同じクラスだという事を知った。

「ありがとう!」

一応命の恩人?である彼に、満面の笑でお礼を言った。当の本人は、

「…っ別に」

そっぽを向いてそう言い、自分の席についてしまった。

私も自分の席につくと、あることを思い出してしまった。そう、そのまさ

か、入学式をすっぽかした事です!

やばい、やばい!と、思っていてもどうにもならないので、

とりあえず、机に突っ伏した。