「じゃ、俺はこれで」

そう言って、踵を返した。えっ?!教室まで連れてってくれないの?

私は思わず、

「まっ待って!!」

「ん?なに?」

男の子は振り返り、何でもないような顔をしていった。

こ、この人、絶っっ対私の事からかってるよ!