えっ?


「あっ!ありがとう!」


私は、入学式の事も思い出し、


「私、東城くんに助けてもらってばっかりだね。

……そうだ!今度お礼するね!」


「いいよ。礼なんて。」


そうやって断るから、ついむきになって、


「だ、ダメ!絶っっ対お礼する!!

あっ!そだ!今度うち来なよ!私、こう見えて一人暮らしなんだっ♪

んじゃ。そゆことで〜!バイバイ東城くん!」


「はっ!?家?

ちょ、ま、ふざけんなぁぁぁ!」