「あっ!すっかり忘れてたけど、友達になったってその男、警戒しなさいよっ!」

「はーいはい♪」

「もうっ!ほんとにわかってる?!」

「大丈夫大丈夫!」

✷……✷……✷……✷……✷……✷……✷……✷……✷……✷……✷……✷……✷……✷…

そんな軽い返事をして、その子を警戒しなかったのが悪かったんだ。

あんな事が起こる前に、気付くべきだったんだ。

その時の私はまだ、事の重大さを分かっていない。