ようやく頭が追いついた時、

「キ、キス…なんて、ハ、ハレンチだよ!」

「あはは!キスなんてみんなやってるよ?

キスって言葉もまともに言えないなんて、凛花カワイッ!」

そう言って、私の唇に、フニっと美麗の指を当てた。

「今年こそ彼氏作るもん!」

悔しくなって、美麗に、言い返した。

「ああ〜、やっぱり彼氏できたことないんだ!」

あっ!墓穴ほった!