教室に美麗を待たせているから急がなきゃ!

タッタッタ

「美麗!遅れてごめん!」

「あぁ、凛花。帰ろっか!」

私は、頷いて、美麗の後に続いた。

そして、職員室で言われたことを伝えて、

「移動教室の時、一緒に行ってくれる?」

と聞くと、もちろん!と頷いてくれた。美麗大好き!

偶然、帰る方向も同じで、家も近かったから、私が迷わないように、

「明日から一緒に学校行こっか!」

と言って、ニコッと無邪気に笑った。