オオカミさん注意報!?

「わ、笑ったぁ!?」

美麗は、信じられないとでも言うように、

机をバーンと叩き、勢い良く立ち上がった。

「み、美麗!お、落ち着いて!」

盛大に音を立てて立ち上がった美麗は、もちろん注目の的。

私が必死になだめると、ごめんとだけ言って美麗は座った。

「でも、凛花。

私あいつと同中だったけど、一度も笑ってるの見たことないよ?」

ええ!うそ。