私と先輩の関係図

でも、このままじゃダメだ。
私は顔を上げた。

「ち、千尋先輩!」

私は、千尋先輩をまっすぐに見つめて言った。

「ん?何?」

千尋先輩が近づいてきた。

幸いにも、千尋先輩以外の先輩は、またお喋りなどを始めたから、誰もこっちを見てない。

「あの、1年女子が1人余るんですけど…」

私が言うと

「あ、ホント⁉︎丁度良かった!2年女子も7人だから1人余るの!」

かなり高いテンションで千尋先輩が言った。

「よ、良かったです」

「うん!あの……名前、教えて?」

あ、そうだ!
1年生の名前を、先輩は知らないんだ。

「倉本 千花です!」

「千花ちゃんか!宜しくね♪ あ、そうだ!一緒にストレッチしようよ!」

「はい!」

やった!
千尋先輩と、ちょっと仲良くなれた!


そして、組み合わせは、
みずきとれな。
さーちゃんとふう。
私と千尋先輩になった。