私と先輩の関係図

「千花ちゃんの目標は？」

今度は、体を前に倒して千尋先輩が言う。
私は、千尋先輩を押しながら答えた。

「……まだ、自己ベストとかそういうの分からないんで、とりあえず一生懸命取り組む事ですかね！」

「うん！とっても良い目標だね！」

千尋先輩は、笑顔で言ってくれた。

「……そういえば、陸上部って部員数は何人なんですか？」

「えっとー……2年生と3年生だけだと35人‼︎もし、今日仮入部に来てくれた1年生が全員入れば50人になるね♪」

「そうなんですか！私は、入る気満々ですよ☆」

「おー！嬉しい！部員は、多ければ多いほど、楽しいからね♪まとまりのある部活を目指してるからさっ。私は、一応学年キャプテンだし、きっと来年は副部長になるからしっかりしないと」

「副部長……」

私には、その言葉が重く感じた。

「学年キャプテンとかは、3年生が決めるんだけどね。3年生が引退するまでに
1年生の男女キャプテンと
2年生は、部長、副部長、男女 短距離長男女 長距離長を決めるの！」