「ふ〜ら〜れ〜た~」

涼佑が、目の前の椅子に

抜け殻みたいに座っていた。

涼佑は30分程前、日向に告白した。

ほーら。

やっぱり女のカンってやつは、

間違ってなかった。

「くっそぉ~…雄心のヤツ、ぜってぇ日向のこと泣かせんなよぉ~」

「大丈夫だってば。」

「泣かせたら、俺が奪ってやる~」

「大丈夫だってば!!!」