冬休みが始まった。

私、雄心、涼佑、歩海の4人で、

毎日遊んだ。

涼佑の家が、集まる場所になっていた。


今日もいつものように、集まっていた。

「ジュース取りに行ってくる。」

「涼佑、俺も行く。」

涼佑と雄心は1階に下りて、

私と歩海が残った。

「私たち、行かなくてよかったかな?」

「大丈夫だよ。」

しばらく沈黙が続いた。

こんなこと初めてで、なんだか気まずくなった。

「日向、あのね。」

突然、うつむいていた歩海が顔を上げた。

「何???」

「私……涼佑のこと、好きなの。」