ほんとなんなの!?

「日向、顔真っ赤。大丈夫???」

大丈夫じゃないし!!!

私のドキドキ返せっ!!!!!

どアホ!!!!

「まぁ、ここの部分は任せろ。
 よし、帰るぞ。」

雄心はニヤついて自分のと
私のかばんを持って、立ち上がった。

「早くしねぇーと追いてかえんぞ。」

ニヤニヤしながら教室を出て行った。

「……待ってよ、バカ」

私も追いかけるように、音楽室を出た。