「ゆ、雄心……???」

私が雄心の手をどけた。

これ以上触られたら……

頭おかしくなるっ!!!

ここ何年か、まともに男子と話さなかったし、こんなに近づいたことなんてない。

しかも、雄心の匂い……

また私の鼻をくすぐる。

「日向……」

「な、何……??」

まっすぐ見つめられる。

「ゴミ、ついてたよ。」

………………。

はぁ!?

な、なんなの!?