そんなこんなで、あっという間に、
コンクールまで残り2日となっていた。

すごくまとまって、綺麗なハーモニーができていた。

「よーっし!!!いい感じ〜!!!!」

歩海が拍手をして、羽賀にどついた。

「いってぇ〜……まぁ、いい感じじゃね??」

「おう……上出来でだろ。」

羽賀と雄心も納得していた。

私は、1人、少し納得いかなかった。

椅子に座って、楽譜を眺めていた。

「お疲れー」

「お先〜」

「私、今日妹の迎えいかなきゃ〜」

「俺、今日塾だ〜」

練習が終わると、みんなと一緒に、
歩海と羽賀も帰った。