アイくんのイカした選曲のおかげで私は遅刻を回避した。
「音漏れしてるぞ」
「嘘つけ」
濁火君と私は聴覚を共有しているのでもし仮に音漏れしてても彼は気がつかないはずだ。
ばれたか、とニヤニヤしている彼を横目に、私は髪の内側に隠したイヤホンが周りに見えないように気をつけながら自分の席につく。
私の席は入り口から入ってすぐだ。
漫画やアニメの主人公にありがちな窓際の1番後ろの席は、あんまり行きたくないクラスにありがちな陰口ばっかり言ってる女子達の席だ。
今日も誰それが話しかけてくる時顔が近いだのナントカさんがすれ違うたびにらみつけてくるだので盛り上がっている。
あいつらの席の近くにイケメンが転校してきませんように、と祈りながらいつものように本を読み始める。
しばらく本を読んでいると、
「なに読んでるの?」
唐突に掛けられた声に戸惑いを感じながら相手の様子を伺う。
相手はクラスメイトの女子、そして運の悪いことに相手は3人だ。1対3ではどう考えてもこちらが不利である。
後で私の発言を馬鹿にして話題にするために話しかけてきたに違いない。
「本」
私は何もいじられようがないくらいにできるだけシンプルに答える。
「なんの本?」
私は適当に内容をまとめて話す。
すると彼女達は満足したらしく私の席を離れて行った。
「あー、怖かった」
私は心の中でそう言った。
「お前なあ、人の好意をそうひねくれてとるもんじゃないよ」
「ハナシカケテクレテアリガトウ、ワタシ、トッテモウレシイ」
「お前人の話聞く気ないだろ」
「でもさー、あいつら超絶怖いし。好意とか絶対ないし」
「お前の言うような悪意もないけどな」
濁火君とそんな話をしているとチャイムが鳴って授業が始まった。
そんな中で、教室の隅ではヒソヒソ話がされていた。
「音漏れしてるぞ」
「嘘つけ」
濁火君と私は聴覚を共有しているのでもし仮に音漏れしてても彼は気がつかないはずだ。
ばれたか、とニヤニヤしている彼を横目に、私は髪の内側に隠したイヤホンが周りに見えないように気をつけながら自分の席につく。
私の席は入り口から入ってすぐだ。
漫画やアニメの主人公にありがちな窓際の1番後ろの席は、あんまり行きたくないクラスにありがちな陰口ばっかり言ってる女子達の席だ。
今日も誰それが話しかけてくる時顔が近いだのナントカさんがすれ違うたびにらみつけてくるだので盛り上がっている。
あいつらの席の近くにイケメンが転校してきませんように、と祈りながらいつものように本を読み始める。
しばらく本を読んでいると、
「なに読んでるの?」
唐突に掛けられた声に戸惑いを感じながら相手の様子を伺う。
相手はクラスメイトの女子、そして運の悪いことに相手は3人だ。1対3ではどう考えてもこちらが不利である。
後で私の発言を馬鹿にして話題にするために話しかけてきたに違いない。
「本」
私は何もいじられようがないくらいにできるだけシンプルに答える。
「なんの本?」
私は適当に内容をまとめて話す。
すると彼女達は満足したらしく私の席を離れて行った。
「あー、怖かった」
私は心の中でそう言った。
「お前なあ、人の好意をそうひねくれてとるもんじゃないよ」
「ハナシカケテクレテアリガトウ、ワタシ、トッテモウレシイ」
「お前人の話聞く気ないだろ」
「でもさー、あいつら超絶怖いし。好意とか絶対ないし」
「お前の言うような悪意もないけどな」
濁火君とそんな話をしているとチャイムが鳴って授業が始まった。
そんな中で、教室の隅ではヒソヒソ話がされていた。
