翌日、チラシに書いてあった地図を頼りに、
店まで行くことにした。

もちろん、クラスのみんなに見られてはいけない。周りを十分に警戒しなければならない。

警戒しながら、着いた先は意外にも住宅地のマンションだった。

ビルの中にあるものだと思ってた薫は、もう一度地図を見返してみるが、ここに間違いなさそうだった。

間違えたらどうしようと思ったが、
気を引き締めてドアをノックした。