ある日の昼休み。

クラスではグループを作り

机を向き合わせにしているのが多数。

私だけ窓際で外の様子を見ていた。

私の名前は石田 真央(いしだ まお)。

私はいつも外を見ながらこう思う。

『私は不必要な人間だ。

親も特に気にかけてくれない。友達も

中学卒業してからみんなバラバラだし、

高校に入ってからも友達出来ないし。

こんな自分なんか嫌いだ』

それから自殺をしようと考えるけど

痛い事が嫌いな私は自殺など出来ない。

そこへあいつがやってくる。