どの位、立っていたのだろうか。


足が、立ちすぎてしびれてきた。




「私、疲れたんで寝ていいですか。」



もう、何もしたくない。


立つのだけで精一杯の私は、それだけつぶやく。




陽也さんは何も答えない。



ダメ、だ・・・これ以上立てない、何もできない。



私は、陽也さんの言葉を待たずに寝室に行こうとした。




「お前は、俺のこと嫌いか?」




行こうとする私を引き止めて、陽也さんが聞いてきた。


陽也さんは変わらず笑っていて、何を考えているのかわからない。