私は、引き出しの紙をすべて取り出した。



紙を丸め、ゴミ箱に捨てにいく。





「ほんと、幼稚な人たちだわ。


これをやった人達は、程度が低いひとね。」





女子たちに聞こえるように、少し大きめの声で言う。



女子はその言葉を聞いて目の色を変え、私のもとに来る。





「なに、それ。私のことバカって言いたいの?」





「なんのことかしら、私は貴方たちに言ってないわ。


このくだらないことをやった人たちへの独り言を言っているの。」






やっぱり程度が低い。



怒るってことは自分がやったことを認めているっていう意味ってこと、気づいてないの。