「お前、天然すぎんだよ。」



「なによ、そんなに嫌いなら

嫌いって言えばいいじゃない。」



「そんなわけねぇだろ。」




当麻は、それだけを言うと私の頭をクシャとしてきた。


私は、クシャとされたところの髪の毛を整える。


子ども扱い・・・されてる。




「紗綾ちゃん～!!」



「どうしたの、日向？」




日向が突然、私たちの間の中に割り込んできた。


日向の髪の毛がぴょんと跳ねている。


だけど、そのぴょんと跳ねた髪の毛が可愛らしく見える。