「本日は、お願いがあり参りました。」 「・・・お願いとは?」 「婚約破棄のお願いでございます。」 私は、グッと拳に力を込めた。 私は、大丈夫。 「一千万の融資をお返しになりたいのです。」 「そのために、お金を貸してください。」 今さっきより頭を大きく下げる。 本当は、私がこの会社を継ぐ予定だったけれど、学生のため変わってもらった。 迷惑をかけているのも分かってる。 けど、傷つける覚悟も、傷つく覚悟も出来てる。