「今度、教える。」
今はまだ、教えられない。
けど、まだ離れて行かないで、今の私には皆が必要なんだ。
私は嘘ばかりだけど、皆を守りたいことに偽りはないから。
「私は、待ってるよ。」
陽菜ちゃんは私の手を握って、言ってくれた。
ありがとう。心の中でつぶやいた。
「でも、聞いたら
きっと、私のこと嫌いになるよ。」
私は、自嘲的に笑った。
陽菜ちゃん、嫌いにならないでって、言えたらいいのに。
でも、私にはそんな資格は全然ないね。
「私は、嫌いにならないよ。
何があっても、絶対。」
ヴーヴー
陽菜ちゃんが言ったあとに、行く時間を知らせるバイブがなった。

