反射的に目を瞑る。



周りからはバイクのクラッシュ音と歓声の声が聞こえてくる。



色々な音が聞こえてくる。



どんな感じなんだろう・・・。



私はゆっくりと瞳をあけた。



みんな楽しそうにバイクで走っていた、どの人も笑顔だった。








――――暫くして、当麻がバイクを止めた。




「車に乗っていいぞ。

怖いのに我慢してくれて、ありがとう。」



当麻がいつも乗っている、黒のベンツを指差していった。



「うん、分かった。

怖かったけど、楽しかったわよ。」



そう言って、当麻が指差した車に乗った。