「着ていいよ。」




日向がニッコリ笑った。


私の特攻服・・・思わず笑みがこぼれる。


私は黒龍の一員なんだって、改めて思う。




「ありがとうね!!

そういえば・・・寵愛姫ってなに?」




「あぁ、紗綾ちゃんって姫って言葉嫌いでしょ?」




私はコクッと頷く。




「本来は総長の

彼女はの特攻服は、姫って刺繍されるだよ。

けど、紗綾ちゃん姫って言葉嫌いだから

寵愛姫・・・って刺繍したんだ。」




日向は、あんまり変わらないけどね。と付け加えた。


でも、そうやって気遣いしてくれる心がとても嬉しい。