「ちょっと、コッチに来いよ。」
「や・・・めて。」
怖いのか言葉が全然でない。
足や手が震える。
無理やり引っ張られる。
手の中にあった、300円がポロリと落ちた。
男の人は、ニヤリと不敵な笑みを浮かべ人気がないところへ連れて行った。
「こんなところで、何するの?」
私は男の人たちを睨みつけた。
けれど、男の人たちはニヤニヤと笑ったままだった。
「気持ちよくしてやんよ。」
男の人たちがそう言うと突然、後ろの方から声が聞こえた。
「あっ!?やってみろや。」
低くて殺気のこもった声だった、その声を聞いて鳥肌が立った。

