流星×零姫―黒龍の寵愛姫―







ギュッ



「無視はダメだろ。」



男の人は無理やり私の腕を握った。


力を入れるので痛い・・・。




「っつ―――。」




ギュッ―――


もっと、力を入れてくる・・・痛い。




「そんな汚い手で触らないで。」


「汚い!?」



男の人はその言葉に怒って、握ってない方の手をあげた。


ペシッ


頬が乾いた音が響いた。


じーんと頬に痛みが伝わる。


何秒か経って、叩かれたことに気づいた。