荷物が置かれているところに着くと、陽菜ちゃんはしゃがみこんでいた。 「陽菜ちゃん。」 名前を呼ぶと、陽菜ちゃんがこっちを見た。 「・・・・紗綾・・ちゃん。」 涙を浮かべていた。 「陽菜ちゃん 日向のとこ行っておいで。」 「っ・・・うん。」 紗綾ちゃんは涙を拭いて、立ち上がって日向のところに向かった。 頑張れ、陽菜ちゃん。 心の中で、そう何度も唱えた。 私は、これから何をしよう・・・他の皆は女の子と仲良くしてるし。 かき氷で「ねぇ、君一人?」