スノードロップ

「ふーん。
良かったんじゃん。
間に合って。」

「あー。
起こしてくれてありがとな。」

私の頭を優しく撫でる手。
心地良い。
こんな事思ってる私が
気持ち悪い。


「どういしまして。
海澤の家、今日出ます。
1日ありがとうございました。」

靴箱の上に置いてあった鍵を
ポケットから出して机に置き
ペコッと頭を下げた。

「あ、おう。分かった。
この鍵、まだ使うだろ?
また俺ん家に荷物取りに来るだろ。
多分その時家に俺、居ないから
鍵持ってないとダメだろ。」

とまた返された。


仕方なく鍵を貰って
またポケットにしまった。