スノードロップ

ある日、2つの世界の区切り目に
少女は行ってみた。

だけど少女に見えるのは、
真っ白な光景だけ。
少女の住む世界の人達は、
少年の住む世界も真っ白に
しか見えないのだ。

あぁなんて残酷なんだろうね。
もしもこの世界があるなら
私は真っ白な世界に住む人だろう。

本の続きを読もうとしたら、
ドアが開いて…。

「あっここに居たのか。」

それは海澤で、少しダルそうな
顔をしている。

「今来たばっか。
で?間に合ったの?」

私の座っている席の目の前に
ドンッと座って余裕な表情をした。

「遅刻はギリギリ間に合った。
まぁ車で今日は行ったしな。」

じゃあいつもは電車なんだ。
私が倒れて助けてくれたのも
納得がいく。