スノードロップ

「七美(nanami)には
聞いてない。」

七美は店長の名前。

あっけなく店長の言ったことは
海澤の言葉に潰された。

「じゃあ〜私着替えてくるから、
その間2人で話しといて〜」

そして、あっけなく店長も
いなくなってしまった。

私だってまだ着替えてないのに。

少し店長を恨んでいたら、
海澤が口を開けた。

「なんで野村はここにいるんだ。」

そう聞かれて、私は
淡々と答えた。

「バイトです。」

そう言って顔を上げた瞬間、
鋭い目が私をとらえた。

「学校は許可が下りてなきゃ、
バイトは禁止だ。
野村は許可、下りてない
はずだが…」

そんなん、無断に決まってる。
いちいち言うのも面倒くさい。