スノードロップ

海澤だ…。

私の学校は、バイトは禁止だ。
許可をもらったならいいけど、
私は無断。

やばい…。
早く逃げなきゃ。

そう思っていたら、
店長が休憩室から来た。

「あれ真、早くない?」

店長が海澤に向かって
呼び捨てだったので、
友人だとすぐ分かった。

「まぁな。
早く仕事終わったから、
お前遅いと思って迎えに来た。
で、なんで野村がいんの?」

そんなこと聞かれても…。
バイトだし…。

だけど、この生徒指導するときの
目になっている海澤に何を
言っても通じないと思ったので、
俯いた。

「え、野村ちゃんはバイトの子
だけどー?」

口を開いたのは店長。
まぁ、そう言って当たり前だ。

だけど、海澤には
それ通用しないようだ。