良く耐えられたと思う。
反省文は何を書いたか覚えてない。
帰り道の孝介との会話だって昨日までは一言一句大事にしてたのに、時々歪む自分の顔を隠すのに必死で、もうどうでも良かった。
部屋に入った途端に涙が溢れた。
一階には親がいるから、声は押し殺した。
声も無く泣いて涙が枯れたと思っても、孝介ことを思い出してまた涙が溢れた。
泣いても泣いても涙は止まらなくて。
だから寝ることにする。
「よく頑張ったね、私…。よく耐えられたね…」
そう言ったらまた涙が溢れた。
本当は孝介にそう言ってもらいたい。
それから頭撫でて、ぎゅってして欲しい。
多分私は、それだけでもっと泣いてしまうから。

