美人で気だての良いせいなに、勝てるはずもなかった。 いつも劣等感を感じて、彼女に近づこうとしてもその差は埋まらない。 彼はテレビを消して女の子に向かい合った。 ゆっくりと押し倒して、甘い夜が始まるのだ。 『まだ痛む?』 そう言って優しく頭を撫でてくれる彼に、女の子は大丈夫だよって笑った。 本当はかなり痛かったけれど。 彼のその気遣いが嬉しかったから。