「違うクラス」
一瞬、何を言われたか分からなかった。
「……えっ…と……ああ、そっか!そうなんだ!」
ワザと明るく振る舞って、無粋な質問をした私の本心を孝介に気づかれないように
「何組なの~?この真耶様に教えなさいよ~」
なんてシャープペンの先で突っついてみたりした。
「いってぇな。教えねーよ」
「えーつまんない!一條先輩には負けるけど孝介だってそこそこ格好いいんだからさ…」
そこそこなんかじゃない。
一條先輩にだって負けてないよ。
私にとって孝介は一番格好いいよ。
「……孝介なら……大丈夫だよ。私、協力してあげるから!その代わり、孝介は一條先輩と私のこと応援してよね!」
「……やめろよ。お前が余計なことしたら更にだめんなりそうだろ」
「酷い!私これでもキューピッドなんだから!」
「……なんだよ、それ…」
孝介と私は笑った。
でも本当は泣きたかった。声をあげて泣きそうだった。

