あー…うざい。
うざいわ。
最悪…。
うざいのも最悪なのも私だ。
この間は腹が立ってついカッとなってしまったけれど、熱が下がって冷静に考えてみれば私の行動は自分勝手で最悪だったとベッドの上で反省した。
嫌われたら…愛想を尽かされたらどうしよう。
止めどない不安が胸に広がる。
居ても立っても居られなくなって、私は孝介の家に押しかけた。
「あ~真耶ちゃん久しぶり。ちょっと待っててね。孝介呼んでくるから」
何も言わなくても孝介のお母さんは、2階の孝介の部屋へとパタパタとスリッパを鳴らしながら駆けていく。
私がこの家に来る理由は1つしかないことを孝介のお母さんは知っているのだ。
「分かったから押すなって…母さ……真耶…」
孝介のお母さんは私たちを尻目に微笑んでその場から去っていった。
「ひ、久しぶり~…」
気まずくて、おどけて手を振って言ったら、孝介は私を外へと連れ出した。

