校舎を振り返って、苦笑いを残したところで帰ろうとしたとき。 1人の生徒が校舎から出てきたのがわかった。 あれが孝介だったらいいのになぁ…。 ぼぅっと考えてまた歩き出した。 やはり少しだけ気になって後ろを振り返る。 まさか……だ。 でもあの人が持っているのは…私のバッグによく似てる。 あの人の歩き方孝介そっくり。 「孝介…」 あぁ…やっぱり。 「真耶、荷物忘れてる」 私を諦めさせてはくれないみたい。