パソコンとにらめっこが続いているせいか、頭がガンガンする。
…。
やば…集中しなくちゃ。
突然イヤな寒気が身体を襲う。
やだな…
あとちょっとで終わるのに…。
夕食も食べ終え
部屋でひとりきりで仕事をしてると
一哉さんから電話が鳴る。
「も、もしもし?」
「明日の資料まとまったか。」
「あ、もう少しで終わります」
「終わったらこっちに転送しといて。」
「はい!」
「あ、あと。明日の会議、お前は出なくていいから。」
「は???!」
「だから、出なくていいって言ってんの。」
「な、なんで??」
「重役だけで秘密会議なんだと。会食もあるから昼はテキトーにやっといて。」
それって…もっと前から分かってたことだよね??
なのになんで私を沖縄に…。
まさか…
本当に本当で私を連れてきてくれただけ??
「か、一哉さん…?」
「なんだ?」
「…ありがとうございました。」
「……なんだよ急に。」
「ぃ、いえ。…お礼を言いたかっただけで…。」
「…変な奴。転送したら寝ろ。明日は帰るまでゆっくりしとけ。荷物はまとめとけよ。」
「は、はい!!」
「じゃ、おやすみ。」
「おやすみなさい。」
電話を切って
自分を奮い立たせる。
よし!
あとひと頑張り!!
さっきの寒気を吹き飛ばす勢いでキーボードを叩く。
その努力のおかげか
アッサリ仕事は済み
データを一哉さんに転送して眠りについた。

